伝えゆきたい、特別な日『お正月』の遊び
♪ もういくつ寝るとお正月 ♪
子どもの頃。
ジングルベルの曲に胸を躍らせたのはもちろんですが、
お正月の待ち遠しさと言ったら それはもう格別でした。
おじいちゃんおばあちゃんは言うまでもなく
親戚のおじちゃんおばちゃんやお兄ちゃんお姉ちゃんに会えるのもとっても楽しみで
「早くこいこい」と、指折り数えていたのを覚えています。
さて この歌『お正月』には、お正月の子どもたちの楽しみが登場します。
「お正月には 凧あげて こまを回して遊びましょう」
自然の力を味方にして バランスをとりながら、高く空に飛ばす凧あげ
まっすぐに芯の通った形や、お金が回ることにちなんだ独楽(こま)
「お正月には 毬ついて 追い羽根ついて遊びましょう」
まあるく収まりますように 角のないやわらかい心が育ちますように。
病気になりませんように 厄が寄りつきませんように。
風の読み方を教わったり、紐の巻き方のコツを習ったり。
ほつれた糸を縫い直してもらったり、ほっぺたに墨でおまじないをしたり。
ほかにも 福笑いや双六、けん玉にお手玉に百人一首など。
昔から伝わるお正月の遊びってどれも
「知恵や運動神経を養いながら、みんな一緒になかよく、新しい年の幸せを願って」
という 特別であたたか~い心が込められているような気がしますね。
あわただしく過ぎていってしまう年末年始です。
少しだけゆっくりと、のんびりと、
昔ながらの懐かしい光景に身を置いてみるのも風流だなあと、
思いませんか。
※画像はネットより拝借